女性中心の
三恵だから分かる
「産休・育休」
座談会!
三恵が考えるライフワーク・バランスとは?
MEMBER
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代表取締役
EC事業部統括(兼デザイナー)佐藤社長
-
MD Div
アシスタント・プロダクトマネージャー伊藤さん 2013年 入社
-
マーケティングDiv
メディア・プランナー渡辺さん 2014年 入社
-
MCは私がつとめます
EC事業部スタッフ
大塚さん 2014年 入社
「産休・育休制度」って
どう考えればいいの?
MC 大塚
みなさん、こんにちは!
今日は、女性の「いつも、いつまでも美しく華やかに輝いていたい。そして可愛らしくありたい。」という想いを応援するというビジョンを掲げて日々仕事をしている私たちが、実際にどんな考え方や想いで働いているのか?ということをインタビューしていきます。
今回のテーマは「産休・育休制度」です。
就活中の学生さんにとっては、まだ結婚もしていないし、実際に利用するかもわからないけれど、気になるテーマの代表格だと思います。
「長く職場を離れた後に、ちゃんと復帰できるの?」
「子育てと仕事の両立って難しくない?」
という不安の方も本当に多いと思います。実際のところ、三恵ではどうでしょうか?
今回は、産休・育休制度を利用して、去年の夏に復帰されたお二人(伊藤、渡辺)に、今日は色々と伺います。また、お二人が入社してから今まで一緒に働いてきた社長にも同席していただきます。よろしくお願いします。
Q1
「産休・育休」って
少し、不安…。
本当に取得できる?
~中小企業の産休育休制度は
どうなっている?~
MC 大塚
早速ですが、みなさんの入社当初の
「中小企業での産休育休のイメージ」について伺えますか?
渡辺
法律で決まっているけど...。
手続きとか、実際にどうするのかな?
私のイメージでは、中小企業の産休育休制度は法律で決まった範囲は整えているけれど、実際に運用するための細かいところは決まってないのでは…と思っていました。
また、大手のような総務関連の責任者がいない場合が多いと思うので、さまざまな申請を自分で進めてなければならないかも知れないと感じていました。
伊藤
復帰して、同じ業務量をこなせるかな?
ベテランさんが多くてロールモデルがいない事が不安…。
私も、中小企業は育休産休を取る人も少ないイメージがありました。
従業員数が少なく、制度の利用者自体が少ないので、古いルールのまま放置されているのではないか?と。
あと、一人当たりの仕事の範囲が広くて業務量も多いため、育休後に職場に戻ってきても、その仕事を担当できないのではないかと思いました。
三恵に入社した際も、若い社員とベテランのパートさんが主な働き手で、産休や育休制度自体あるのかな?という感じでした。
出産後、
退職を決める女性は
意外と多い
参照 :
第一子出産前後の
女性の継続就業率(2010-2014年)
ー 内閣府
MC 大塚
お二人共、中小企業の産育休制度へのイメージは良くなかったんですね。
「大手企業と比べて、制度の運用や詳細の部分で安心感がない」と感じていたのですね。社長、このあたりいかがですか?
佐藤社長
社員が子育てに突入することで
本当に活用できる「産休・育休」制度を1から構築!
二人が入社してくれた頃の三恵は、二人のイメージ通りだったと思います。
新卒採用が始まったばかりで、会社には子育てを終えたパートさんばかりでした。
産休・育休制度自体はありましたが、利用する可能性がある人がいなかったので、文書に書いてあるだけの状態でした。
伊藤さんの結婚が決まったあたりから、産休・育休制度についての他社事例を集めて、実際に安心して利用できる産休・育休制度を作っていきました。
産休・育休制度を
わかりやすく、
取得しやすしように。
三恵はさまざまな
取り組みをしました。
三恵の
取り組み
Q2
「産休・育休」が
取得しやすい環境は
どうつくったの?
MC 大塚
なるほど、お二人のライフステージの変化に合わせて、産休・育休制度の整備を進めたのですね。何が一番大変でしたか?
佐藤社長
なんと、同時期に主力メンバーが一気に産休へ!
やはり、現場の運営についてですね。大変というか必死でした(笑)。
いきなり、ネット通販事業部の屋台骨を支えるチーム5名のうちの3名(渡辺さん伊藤さん含む)が、ほぼ同じタイミングで、1ヶ月おきに産休に入りました。
予想外の状況の中で、どうやってネット通販の事業を運営していけばよいかと頭を抱えました。
MC 大塚
5人のうち3人がいなくなるって、相当ピンチですね。
佐藤社長
めちゃくちゃピンチでした~。だけど、子どもが生まれることは嬉しいこと。
それを心の底から嬉しいと感じられるようにしなければならない!という気持ちも強くて。だからこそ、現場がうまく回って、3人を皆が心から祝福できる環境にすることを第一に考えて運営体制の整備強化をしました。
MC 大塚
確かにそうですね。現場が大変な思いをして心に余裕がないと、こんなことになっているのは休んだ人のせいだという考えが生まれてもおかしくないですよね。
では、具体的には、どんな取り組みをしたのですか?
三恵が行った、
産休・育休が
取得しやすい
現場
の仕組みづくり
三恵の
取り組み
佐藤社長
乗り切るには、徹底的な仕組み化!
人を大切にするからこそ「誰にでもできる」仕組みを。
「この人じゃないと出来ない」という業務をとにかく減らしました。
「誰でもできる」ように。いざという時に仕事をパッと分担できる仕組みづくりを集中的にやりました。
MC 大塚
仕組みをつくることで、ピンチを乗り越えられたんですね。
佐藤社長
はい。なんとか(笑)。
本当にどうなることかと自分自身ハラハラしながら改善を進めました。
伊藤さん・渡辺さんが仕事をしている時は、発生した問題を次々と解決してくれていたことで、問題が表面化せずに、上手く現場を回してくれていたことを痛感しました。それもあって、想像以上に大変な取組みでした。
スタッフの入れ替わりがあっても運用できる組織づくりをすすめる上で、
今後はRPAで事務作業を自動化することが必須だと思っています。
MC 大塚
三恵にRPAが導入されるんですか!?
企業のRPA導入率推移
佐藤社長
単純作業は自動化を目指し
代わりに、業務設計力が求められる組織に。
そうですね。ネット通販の受注処理のシステムをRPAで自動化出来ると思います。今はもちろん、人間が受注処理システムを動かしていますが、ルールを細かい部分まで明確にすれば、RPAで対応できます。
その分、業務設計力が組織に求められて来ます。今それを渡辺さんがリーダーになって実行してくれています。産休・育休を経たメンバーが考えるからこそ、現場により合った仕組みが出来上がると思っています。
MC 大塚
伊藤さん、渡辺さんの産休・育休をきっかけに仕組みづくりを進め、さらに業務の自動化まで着手するのですね。しかも、渡辺さんが担当しているんですね!ある意味、お二人の産休・育休が、会社の進化につながってますね!
Q3
復帰後の仕事は
“軽くする”のが
常識?!
MC 大塚
続いて気になるのは復職後の不安について! お二人の復職に対するイメージってどんな感じだったでしょうか?
渡辺
イメージでは、復帰後はアシスタント業務からかな?と
思っていました。
そうですね。時短勤務になるので、
運営チームのアシスタント業務になるのかなぁ、というイメージでした。
MC 大塚
どうしてアシスタントっていうイメージを持ったんですか?
渡辺
責任ある仕事だと子どもが熱を出した時に、お休みして迷惑がかかると思い、
経験がある仕事のアシスタントかな、とぼんやり思っていました。
実は、自分の周りに産育休後に復帰した人があまりいなくて。
だから、あまりはっきりとしたイメージが持てませんでした。
MC 大塚
子どもの急な発熱の心配。産休明けの悩みあるあるですね。
実際に復帰された後は、どんなお仕事をしていますか?
渡辺
時短勤務でも業務内容は大幅なバージョンアップ!
今まで以上に、やりがいのあるポジションへ。
今は、PayPayモール(ECサイト)の店舗運営と、化粧品事業部の業務全般を担当しています。先程社長がおっしゃられた様に、業務の自動化をするためのシステム設計もしています。
MC 大塚
あれ?(笑)復帰後の方が、仕事内容がバージョンアップしていませんか!? 3つ掛け持ちですし。渡辺さんはアシスタントになるイメージを持っていたようですが、社長はどう考えていたのですか?
佐藤社長
その人が活躍できる仕事をお願いしたい。
その考えは、復帰後でも一緒。三恵ではそれが基本なんです。
たとえアシスタントでもメイン担当でも、子供が熱を出して、休むと誰かに迷惑をかけることには変わりはないですよね。
それならメイン担当をやった方が、やりがいがあると思います。
一生懸命、仕事をしようと思っても、仮にアシスタントをやった場合には重要な意思決定に加われないし、会議にも参加できない。
そして後輩が決めたことやルールにしたがって、作業することになる。
これって悲しくないかな。働いていても苦しくなってくると思うんですよね。
自分がメイン担当でなくても、重要な役割を担わなくても、会社は回っていくという感触。自分は迷惑をかけないように仕事をするだけ・・・。
わざわざ、子供を預けてまでも仕事をしたいと思ってくれる人を、そんな気持ちにさせたくない。
だから、その人にふさわしい仕事やポジションをお願いすべきだと思います。
時短勤務だからこそ、
「その人たちにふさわしいポジションをお願いする必要がある!」
「その人が活躍できる仕事をお願いする!」
それが基本だと、会社は考えてるんです。
伊藤
あぁ、確かにそうですね。私もアシスタントでの復帰だと、物足りなさを感じたかもしれません。
渡辺
想定していた仕事内容よりも、責任ある仕事を任せてもらえるのはやっぱりうれしいですよね!
MC 大塚
伊藤さんは育休中に、復帰後はどんな仕事になるイメージを持っていましたか?
伊藤
復帰前に「復帰した時は三軒茶屋への出社のほうが通勤的に良いのかな」というお話もしていたのですが、仕事の内容は、想像がつきませんでした。
新しいことであっても、一生懸命やることには変わりないとだけ思っていました。
MC 大塚
三恵はネット通販事業もあって、変化が早く、いろんなことにチャレンジするので、復帰する時にどんな仕事なのか想像しづらい部分はありそうですね。
それで、今はどんな仕事を?
伊藤
会社の根幹である商品開発もできるポジションに。
新しいことにチャレンジ!
復帰後は、仕入れ商品の発注と入荷の調整。
あと、オリジナル商品の発注、納期管理を引き続き担当してます。
それと、商品企画の進捗(進み具合)管理を新しく担当することになりました。
今の仕事をさらにレベルアップして、魅力あるオリジナル商品を
次々と生み出していきたいな。と目標を持って仕事ができています。
オリジナル商品の売上割合が年々上がっていて、仕入れ商品は売れていても利益が積み上がらないという事実を日々データで見ているので、オリジナルのヒット商品を生み出すスパンを短くしていきたいです。
MC 大塚
伊藤さんも、復帰前より仕事内容も取組みもパワーアップしていますね。
育休から復帰したお二人がご活躍されるのは、私たちにとっても、うれしいです。
Q4
ライフプランは
入社後に、
どう
変化しましたか?
MC 大塚
続いて、お二人に就活中の頃と今とでどの様にライフプランが変化したのかを伺います。就活時にご自身のライフプランについてどうお考えでしたか?
また、就活の時と今とでライフプランは変わりましたか?
渡辺
子育てや家族の介護もイメージするように。
私は就活時はざっくりとしか考えてなかったですね。
10年先くらいしかイメージできなかったのですが、変わりましたねー。
産休育休を取得して復帰できたことで、2人目の出産、復帰、親の介護など、その後の人生で起こりうることやそれを乗り越えるイメージも具体的になりました。
その点でも今回の産休育休と、その後の復帰の経験は大きかったと思います。
それでも、まだ先の事はざっくりですが(笑)。
MC 大塚
今回の経験により、キャリアの全体像が見えてきたのですね。
先が見えると、安心してチャレンジできそうです。
伊藤さんはいかがですか?
伊藤
就活の時には、ライフプランの変化があっても長く働き続けられたら
良いなとは漠然とイメージしていました。
あと、結婚した場合、主婦になって夫が稼いだお金の中から
自分の好きなものを買うという生活は嫌だと思っていました(笑)。
MC 大塚
伊藤さんらしいです(笑)。
渡辺さんのように、ライフプランに変化はあったのでしょうか?
伊藤
基本的には変わりません。
ただ、暮らしの場所が変わることはあるのかも?
私の場合は、基本的には変わってないです。
でも、「ずっと同じ会社の通勤圏内で暮らし続けられるかは分からないな。」
ということを考えるようになりました。
数年後に引っ越しするかもしれない。
という話が夫から出たり出なかったりしてるので。
MC 大塚
たしかに、結婚する相手やその家族の影響もあるので、ずっと同じ場所で暮らせるとは限らないですよね。
ライフプランの変化を感じたお二人ですが、
今後について、心配なことはありますか?
伊藤
時短勤務が終了したらどうなるのかな?って少し不安。
実は、時短勤務が終了した時が不安ですね。毎日夜の7時半には子どもを寝かせているので、3歳になったときに帰宅が遅くなって、寝かせる時間が9時頃になることが気がかりです。私は小学生の時は9時が寝る時間だったので、3歳で9時に寝るのは遅いなぁと思っています。
渡辺
私も、時短勤務が終わった時、両立ができるか心配なんです。18時退社だと保育園へのお迎えが19時で、生活リズムが変わります。
実際やってみないと分からないですが、子どもと過ごす時間が減ってしまって、子どもの気持ちや、自分の体力が続くのかが不安です。
三恵の
子育ての先輩たちに聞く!
育児と仕事の両立!
ここが大変!
MC 大塚
そうですよね。時短勤務が終わった時、お子さんの生活リズムの変化が起きるというのは、確かに不安ですね。社長は、どうお考えですか?
佐藤社長
ライフステージに合わせた、
仕事の環境を作っていくことが大切。
時短勤務あけの不安は当然あると思います。3歳から小学校くらいまでは、母親が不安になることが多いでしょう。
そこで、三恵独自のルールを作ったら良いなと思いました。
EC事業部の始まった頃は、スタッフが子どものお迎えにいける時間帯だけ働けるパートさんのみの体制でやってきました。
社員にもその体制を適用したらどうでしょうか?
また居住地の問題もありますね。
でも、リモートワークでも成長し続けられる人であれば、居住地に関係なく働き続けられると思ってます。
そのため、リモートワーカーの評価制度の整備がこれからの重要課題ですね。
どこの会社もそうだと思いますが、急速にリモートワークが当たり前になりました。そのため、過去の評価制度では、同じ場所で働いていない人を評価する方法が確立していません。だから、リモートワークでも評価できる仕組みづくりから考えていく必要があります。
伊藤
そういう選択肢が得られるのは、本当にありがたいです!
渡辺
ぜひ宜しくお願いします!
MC 大塚
なんかとっても良い話ですね。課題があっても、それを1つずつ解決していくことで、会社がどんどん良くなっていきそうですね。